生涯を楽しむための動き方

理学療法士による臨床・生活・予防・介護・子育てに役立つ身体の動きに関する情報がここにある

阿武の考え方

腸腰筋を鍛える”四股のすすめ”

過去2記事では、 二足直立歩行をするには、 腰椎前彎・骨盤前傾が最重要であり、 そのためには腸腰筋(大腰筋)と多裂筋が大切ですよというお話をしてきました。 詳細は過去記事をご覧ください。⇩ kenkoupt.hatenadiary.jp kenkoupt.hatenadiary.jp さて、本日…

骨盤前傾・腰椎前彎は下肢のPOWERを生み出す

今回は、前回の記事を続きです。(前回記事⇩) kenkoupt.hatenadiary.jp 二足直立歩行は直立(支持)していないといけません。 だけど、直立(支持)できて歩行できている方はあまりいないように思います。 なにかしら、前傾している方や円背の方が多い気がし…

二足直立歩行には腰椎前彎・骨盤前傾が最重要‼

我々、人間は、移動手段として歩行を獲得しました。 歩行と言っても、二足直立歩行です。 二本の足で直立(支持)して歩くのです。 これができるのは人間だけです。 器用なサルだったり、練習したクマなどは、できることがあります。 しかし、直立(支持)は…

身体の中は水分が多いから、柔らかくないといけない

ゆらゆら 人間の身体のほとんどが水です。 目安ですが、成人では体重の60~70%が水分となっています。 (胎児は90%、新生児は85%、高齢者は50%) 思ったよりも水分は多くないですか? 身体の中は水分が多いということは、 身体はゆらゆらと柔らかくない…

見ようとしてはダメ!視覚野で感覚的に入れると身体が勝手に動く!

技術も、知識も、運動も 見ようとしてはスキルは上がらない というお話しをします。 自分の経験を思い出してみてください。 一つ目の例です。 学校の授業のことですが、 先生が書いた字を、見て、ノートに写す作業をしたとします。 これって、頭に入っていま…

実際に自分が体験しないとわからない

実際に体験しないとわからない 理学療法士は解剖学を学習し、 臨床上は解剖学を武器とし理学療法を行っています。 理学療法士にとって、解剖学を知ることは必須となります。 解剖学はご遺体の解剖であり、場所や形は走行は分かります。 また、運動解剖学では…

動作改善には、統計でなく、一人のための気づきを大切にしよう!

統計 統計は凄く便利であり、 正当性、信頼性には欠かすことのできないツールです。 しかし、我々、理学療法士が動作の改善や、痛みの改善をさせたい場面では、 例え、研究報告、論文により正当化されていたとしても、 当てはまらないことが多々みられます。…

疑問を持つことを大切にしよう

私自身は昨年は4つの学会発表をさせていただきました。 科学ってなんだ?って話を本当に簡単にしていきます 科学scienceはギリシャ文明の哲学から生まれました 日々の生活での疑問、質問、思うこと…謎、 日々の臨床での疑問、質問、思うこと…謎 が、本当に…

介助・介護現場での”てこの原理”

理学療法士、介護福祉士、看護師… 介助・介護の現場で、よく使用するのが”てこの原理”であるが、 我々が学習した”てこの原理”は実際に使えるのか?を考えてみよう。 我々の教育課程で習った”てこの原理”は、 下のスライドだ。 無知 てこ 図のように、 腕木に…

相手に気づかせる接し方をしてほしい

まず前回の記事をご覧下さい。 kenkoupt.hatenadiary.jp その上で、 今回は、理学療法士は患者に気づかせるアプローチをしてほしいというお話をしていきます。 まずこちらのスライドをご覧ください。 患者自身が感じることが大事 我々、人間は無知であります…

再考‼理学療法士は患者をどう診るべき?

実習生や新人の担当をさせていただく機会が増えました。 近年、実習のあり方も改訂されるようになり、 レポートやデイリーの廃止、 自宅での学習は1週間で5時間まで(つまり1日1時間まで) と大幅に変わりました。 これはこれで良いとは思います。 ただ、こ…

理学療法のエビデンス≠臨床に使える

エビデンスについて さて、本日は疾患の理学療法から少し離れたお話しをします。 皆様は研究をし、発表もしくは論文にまとめたことはありますか? まず、発表、論文を書くには様々な先行文献を読み、 ガイドラインなども読み、今どんなことがわかっていて、 …

役立つブログ5選に紹介されました

理学療法士を目指す人に役立つブログ5選 に紹介されました。 キャリアガーデン様、本当にありがとうございました。 careergarden.jp これを励みとして、どんどん更新していきますね。 私の最大目的は健康寿命の延伸です!! 健康寿命を延伸…中年、高齢者になっ…

理学療法士の評価・教育で大切なこと

理学療法士の評価・教育で大切なこと よく臨床ではTUGが何秒でしたとか 10m歩行が何秒でしたとか だから日常生活が送れます だから転ばずに生活が送れます という理由付けをすることがあります たしかにカットオフ値としては、そうなのかもしれません 研究…

これからのリハで大事なこと。

これまでのクリニックの対象患者は、 疼痛、しびれ、転倒、骨折、交通事故、労働災害が大半を占めています。 前回の記事でお伝えしたように、 健康寿命を延伸させるという観点から考えると、 起きてからクリニックを受診するのは遅いと言えます。 現にクリニ…

予防じゃないよ‼教育だよ‼

これからの理学療法士の見せ所は、 医学的知識を用いた予防の分野だと思います。 だけど、私としては予防という言葉はあまり好きではありません。 人は生まれ、欲により、自然と動きを獲得していきます。 その中で、誰一人と言って、理論づいて動きを獲得し…

生涯を楽しむとは

”生涯を楽しむためにの動き方”と題してブログを書いています 生涯とは、「生きている間」のこと。 生きている間…つまり命があるうちはということ 命…これははっきりいってわからない。 長く医療現場で理学療法士として働いていますが、 みればみるほど命はわ…

若いうちから頚椎・腰椎症の患者さん増加 これでいいのか?

電車の中を思い出してください 景色を眺めている人はほとんどいません みんなスマホを片手に下を向き、椅子の背もたれにもたれかかるように座っています それも降車する駅までずっと… 家や学校、職場、お店でも必ずついてくるのがスマホ、PC、TV、タブレット…

やれていた時とのギャップを感じよう

おかげ様で、大盛況いただいております。 ここまでブログを読んで下さいまして、ありがとうございました。 まだ閲覧されてない方は、是非記事を読んでいただきたいです。 ここまでの記事を紹介します。 ・病院での医療が必要になる前に、理学療法士としての…

痛みがでやすい身体

クリニックで勤めていて思うことは、 来る人、ほとんどの人が次の4つのどれかに当てはまります 1.運動習慣あり、筋力はある だけど身体が硬くてバランス能力は低い かつ単一な動きばかりしていて、 骨盤・股関節の動きは下手で膝や腰で動作を行っている 2.運…

職場の健康診断に運動機能評価もつけるべき!!

どこで自分の衰えを感じるのが一番良いかの案をお伝えします それは… 職場の健康診断に運動機能評価をつけること!! だと私は強く思います。 それも学生時代からずっとやっている体力テストの内容をそのままがベスト 人を動かすには、いくら他人があぁだ、こ…

自分の衰えを感じなきゃ人は動かない

自分の衰えを感じていますか? どれくらい衰えているか知っていますか? ほとんどの人は高校生の頃が一番高いパフォーマンスを持っていたと思います それ以降、運動・活動の量が激減するのと、 運動・活動の継続も激減してしまうため、 パフォーマンスは低下…

やらないことが増えると、やれないことが増える

前回のブログでは人間の衰えの始まりについて書きました。 衰えは高齢者からでもなく、中年からでもなく、30代からでもなく、 18歳から始まっていると思います!! クリニックやトレーナー活動を通じて、思うことは 18歳(高校卒業)を機に、身体を真剣に動かす…

18歳から衰えが始まっている

阿武は様々な年齢層の方と向き合わせていただいています。 また、病院でいうと急性期・亜急性期・回復期・維持期…その中でも 様々な疾患の方と向き合わせていただいています。 その中で思うことは、人はいつから衰えていくんだろうということです。 そう考え…

診断名がついてからは、遅いと感じるようになった

阿武は病院14年間で様々な患者さんに向き合わせていただきました。 ここに代表的な疾患のごく一部をあげていきます。 ① ・脳血管障害(脳梗塞・脳出血) ・変形性股関節症、変形性膝関節症、変形性足関節症 ・胸郭出口症候群 ・腰部脊柱管狭窄症 ・腰椎すべり…

糖尿病・予備軍のレベルで改善すべき

阿武の透析病院での経験談を少し紹介させて下さい。 後々の阿武の考え方に結びついていくところなので、お付き合い下さい。 透析を必要とする患者さんのほとんどは糖尿病がきっかけで、腎臓機能が低下し、血液の濾過が行えず、尿排出が行えなくなります。 尿…

どうぞよろしくお願いします

開設者の阿武良です。理学療法士15年目です。透析病院、総合病院を経て、現在クリニックに勤務しています。 病院には14年間勤務して、骨折・関節障害、脳血管障害、呼吸障害、循環器障害、代謝障害など様々な患者さんへのリハビリテーションを行ってきました…

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