片脚立ち能力を伸ばすには?
前回、”ロコモ・フレイルをなるべく早く改善させるべき”をお伝えしました。
さて、この中の運動機能評価で、片脚立ちがでてきます。
片脚立ちって簡単にいいますが、どうやってやります?
こんなこと考えたことないですよね。
やってみると意外にできなくなっていることです。
この片脚立ちができないと、
立って靴下が履けなかったり、
歩くときに不安定になったり、
色々と動きがぎこちなくなってきます。
だから、この片脚立ちができるかが大変重要になってきます!!
では、この片脚立ちはどうやってやっているのでしょうか?
被検者側と検査者側の注意点をご紹介します。
<検査者側>
こんな風に口頭で伝えてませんか?
ダメな例です。
左脚の片脚立ちを評価する場合:
「右脚を挙げて片脚立ちをします」
これダメです。
この口頭指示では右脚を挙げることに意識が集中してしまいます。
右脚を挙げる評価になってしまいます。
阿武だったら、正しくは、
「左脚で支えて下さい。支えられるなと思ったら、右脚を挙げてみて下さい。」
これです。
<被検者側>
検査者の時にお伝えしましたが、
片脚立ちは支える能力を図る評価です。
だから、挙げる方は意識しすぎないようにして下さい。
支える方の脚に荷重が乗り、支えれるなと思ったら、反対の脚を挙げます
これです。
あとは視線を前方へもってきます。
バランスを取るときの、支持反射や、立ち直り反応は
視覚の力が7割と言われています。
ですから、前方を向き、自分の傾きを感じる必要があります。
近くをみれば、見るほど、ぶれやすくなります。
これだけで、動き方が変わってくるはずです。
是非、行ってみて下さい。
習慣化が最大目的です。