生涯を楽しむための動き方

理学療法士による臨床・生活・予防・介護・子育てに役立つ身体の動きに関する情報がここにある

必見‼臨床のTimed up & go testの見方‼

ロコモ・フレイルの評価に

Timed up & go test(TUG)

があります

 

これは動的バランスを評価すると言われています

 

前回お伝えした片脚立ちは静的バランスを評価しています

 

何事も動き方を改善させるためには、

 

まずは自分の運動機能を知ることが大切になります

 

TUGは

椅子座位から⇒起立⇒3m先のカラーコーンまで歩行⇒カラーコーンを回って

⇒椅子に戻り着座します

 

これをできるだけ早く行います

 

口頭指示は、「今から私がはいと言ったら、椅子から立ち上がり、3m先のカラーコーンを回り、戻ってきて、この椅子に座って下さい。できるだけ早く行って下さい。この時間を測ります。わかりましたか?では行きます。はい」

 

これが基本の声かけです

統一させて下さい

 

研究報告によると、13.5秒以上で転倒リスクが大きくなると言われています。

 

ちなみに私は3秒台でした。

 

何事も、まずは自分のことを知ることが大切です。

知らないと、行動へ移すことができませんよね。

 

で、ここから考えるべきことなのですが、

臨床上の話をします

 

たしかに速ければ、量的には高いのかもしれません

研究の報告としては良いのかもしれません

 

だけど、最も大事なことは

TUGを行っている時の動き方、多少ふらついた時の動き方…

動き方が一番大事です

 

なにが言いたいのかというと、

速くても転ぶ人は転ぶ…

速い人の方が周りが見えてなかったり、

動き方が雑であったりすることが多いということです

 

速い人で良くあることは

座るときがゆっくりと行えないことです

遠心性収縮が苦手なことが多いです

勢いばかりでいってしまう生活をしている方が非常に多いです

 

また、方向転換の時、例えバランスを崩したとしても、

ちゃんと支持反射、立ち直り反応など、一歩がでるかどうかも

大事なことになります

 

ですから、例え13.5秒を越してしまったとしても、

方向転換・歩行時の支持反射、立ち直り反応の出方がよければ

転倒のリスクは低くなります

 

また、速くても座り方が椅子にどっすーんと勢い良くすわるような方は

転倒リスクは高くなり、

ゆっくりと座ることができる方は転倒リスクが低くなります

 

理学療法士として、量を評価することは誰でもできます

理学療法士じゃなくてもできます

質を評価する それを根拠にすべきでしょう

 

安易に13.5秒以下だから転倒しません…なんて言っていたらダメですよ

 

この評価で自分の衰えを感じ、運動へつなげていきましょう!!

プライバシーポリシー お問い合わせ