生涯を楽しむための動き方

理学療法士による臨床・生活・予防・介護・子育てに役立つ身体の動きに関する情報がここにある

理学療法士はフレイルをどうする?

フレイル

 

日本老年医学会、日本サルコペニアフレイル学会(  http://jssf.umin.jp/guidance_officer.html)でいう

「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が 低下した状態」

自立↔フレイル↔要介護→死

 

自立と要介護状態の間にはフレイルがある…

 

このフレイルを見つけ出し、

 

フレイルを改善させれば、

 

要介護を回避できる可能性が高い

 

ロコモと同じように介護予防、健康寿命を高める概念です

 

このフレイルに入り込むことができる職種は

 

理学療法士でしょ!!

 

Friedらは身体的フレイルの定義として、

①体重減少

②筋力低下

疲労

④歩行速度低下

身体活動量の低下

の5項目を診断基準として、

3つ以上に当てはまる場合はフレイル

1つまたは2つ当てはまる場合はプレフレイルとした

 

非常に良い概念だと思いませんか?

この超高齢化社会を迎えている中、

おそらく、内科系・外科系の疾患の前に、

このフレイルな状態が続いていた方が多いのではないでしょうか?

 

今の時代、病気になってからでは遅い場合が多いです

ですから、病気になる前にフレイルを改善させるべきです

 

病気になってからの病院という時代は終わりでしょう

病気になる前に病院で適切な評価・診断・理学療法介入を行うべきです

 

この方が、自分の運動機能にも、内臓的にも、医療費的にも

色々な面において良い方向へ向かうでしょう!!

 

介護予防、健康寿命の延伸を目指している概念である

 

で、

ここからですが、

このフレイルという素晴らしい概念を

理学療法士としてどうするか、どう活動すべきかが大切なわけですよ‼

 

ロコモ+様々な内科疾患、外科疾患があります

 

大部分は年齢を重ねるにつれ、有病率が増加していきます

 

でも、これって気づいた時には、

外科的治療が必要だったり、

対症療法しか行えなかったりすることが多く存在します

 

疾患は長い年月をかけて、

できあがった結果が、もろに出てきます

 

これを一気に改善させるのには無理があります

例え、その場では改善できたとしても

その人の生活スタイル自体は変わっていません

ですから、再発します …ほとんどの人が

 

根本的に癖で生活をしていますから、

その癖を崩した生活を崩さない限り、

また再発します

 

原因が生活習慣にあるからです

 

それも今、始まった話ではなく、

すでに小学生くらいから違いは明らかに出始めています

 

18歳 高校卒業から顕著にでており、

20代…徐々に衰えているが、気づかない

30代…体力の衰えを感じる

40代…なんか違和感 動き悪い

50代…ここくらいで痛みが出ます

60代…移動に不便さ

70代…80代…90代…

 

だいたい、こんな感じでしょう

 

ようは若い時から、できる限り早く身体を動かそう

 

生活習慣を変えなければ、何も変わりません

病院、クリニックに行くだけなら、何も変わりません

 

理学療法士による適切な評価、理学療法、動作指導、セルフトレーニングを

受けましょう

 

理学療法士として、行うべき最大の目的は

その人の

行動変容を起こすための関わり!!

です。

 

生涯を楽しむためには、

今の自分を変えていかなければいけません

できるだけ早く 変えるべきです

 

”フレイル”

素晴らしい概念を活かしていきましょう!!

 

2020年4月から後期高齢者の健康診断に

フレイルに関する質問票が追加されています!

まさに旬な話です!!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

フレイル診療ガイド(2018年版) [ 荒井秀典 ]
価格:3850円(税込、送料無料) (2020/9/26時点)

楽天で購入

フレイルを極めたい方のバイブルです

プライバシーポリシー お問い合わせ