理学療法士の評価・教育で大切なこと
よく臨床ではTUGが何秒でしたとか
10m歩行が何秒でしたとか
だから日常生活が送れます
だから転ばずに生活が送れます
という理由付けをすることがあります
たしかにカットオフ値としては、そうなのかもしれません
研究のエビデンスとしては、どうなのかもしれません
エビデンスは数値で表さないとわかりませんから、数値であらわすことは大切です
誰にでも伝わりやすいです
けど、本当に生活が送れる強い根拠になるでしょうか?
結構、退院した方が、家に帰り再骨折で入院してくる場合が多いような気がします
言いたいことは、歩くのが速かろうが、遅かろうが量的な評価では根拠が弱い気がします
遅くても、しっかりと座る位置を確認し、ゆっくりと座れる方は
転ばず生活が送れることが多いです
TUGの中でも、劣っている部分、どういう動きをしているかなど
細かく評価していきましょう
個別にエビデンスと質的な評価を混ぜ合わせながら、
評価をしっかりとしていきましょう。
そのうえで、劣っているところへアプローチしていきましょう‼