脊椎圧迫骨折①必見!!意外に知らない3種類!!
脊椎圧迫骨折はご存知ですか?
理学療法士なら毎日のように聞く骨折だと思います。
ということは、骨折の中で多いということです。
高齢者の骨折の3本の指に入る骨折です。
ところで、脊椎圧迫骨折った何?と聞かれたら、答えられるでしょうか?
”えっ、、尻餅ついて背骨の骨がつぶれる骨折でしょ。”
本当でしょうか?それでいいでしょうか?
先輩も結構答えられないこともあるのでないでしょうか?
ここでしっかりと覚えて下さい。
上のスライドをご覧ください。
脊椎の骨折には3種類あります。
①圧迫骨折
②破裂骨折
③脱臼骨折
の3種類です。
①圧迫骨折:
屈曲外力により、前方支柱の損傷 脊髄損傷はあまりおこらない
→つまり、体幹の屈曲の外力で、脊椎の前側が折れる
→円背の高齢者では転ばなくても、常時負荷がかかっているので要注意
②破裂骨折:
垂直外力による損傷 脊髄損傷起こすことあり 椎体後方まで損傷している場合あり
→つまり、垂直外力で全体的に折れやすい
→高齢者だと、転倒リスクあり
③脱臼骨折
伸展力、屈曲力、回旋力が複合し損傷 不安定型骨折で脊髄損傷を併発する
破裂骨折、圧迫骨折のリハビリを好む
こんな3種類です。
圧迫骨折と聞くと、垂直外力で椎体がつぶれるイメージが強かったのですが、
屈曲外力が加わり、前方の支柱が折れるのですね。
それを踏まえて、臨床にはいりましょうね!!