若年者の腰痛:腰部脊柱管狭窄症が増えている!!①
腰痛というと、
ぎっくり腰、慢性腰痛症
腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎すべり症
腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群…などがあります。
今回は腰部脊柱管狭窄症について書いていきます。
高齢者だけでなく、今はスマホ病・PC病の世の中で、
若年者でも増えているので、若いうちから気をつけていきましょう。
私の知識・臨床経験を基に書いていくので、
皆様と違う所もでてくるとは思いますが、ご了承下さい。
さて、
腰部脊柱管狭窄症ってどんな疾患かを答えられますか?
えーっと、
腰からの神経が圧迫されてしびれが出る疾患…
間欠性跛行がでる疾患…
と答える方が多いです。
たしかにそうなんですが、
医師の治療をみてみると、
第一選択に、”プリンク”という点滴を行います。
この作用をみてみると、
あれ??
腰部脊柱管狭窄症って、
神経の疾患ではなかったっけ?
脊柱管狭窄症とは、
脊髄が納まっている「脊柱管」の一部が通常よりも狭くなり、神経もしくは神経と共に走行する血管が圧迫されることから生じる疾患です。
(メディカルノートより抜粋)
つまり、神経だけの疾患ではなくて、
神経とともに走行する血管の疾患でもあるのです。
だから、
医師の第一選択の治療として、プリンクという点滴を行い、
まずは血管・血流の改善を図ってみて、
どう変化をするかを確認しているのです。
これで、少し改善する方もいますが、
変わらない方もいます。
変わらないとなると、神経由来の症状が強いことが分かります。
神経由来の症状が強いことが分かったら、
ミエログラフィーという検査に移っていきます。
次回はミエログラフィーについて書いていきますね。
理学療法士としては、
医師がどんな手順で、どんな治療を行っているかを
知っておくことが大事かと思います。
術前にリハビリ介入をする際に
プリンクをやっていている患者さんで、
少し楽になったと訴えがあったら、
プリンクの効果です。
リハビリの効果ではないので自己満足にならないようにして下さいね。
大雑把に書いてきましたが、ここまで読んで下さり、
ありがとうございました。