前回の記事ではプリンクという点滴について書きました。
こちらをご覧ください。
プリンクで改善しない場合、
血管・血流由来のしびれ・疼痛ではないことが分かりました。
神経由来のしびれ・疼痛と分かったら、
部位を特定してしていくミエログラフィーという検査を行っていきます。
聞いたことありますか?
ミエログラフィーについて書いていきます。
ミエロこと、ミエログラフィーってなんでしょう?
施行後、患者さんから、よく聞く言葉。
痛いの?
どんな検査なのよ。
脊髄の形状・交通性を診断するための臨床検査で、
脊髄、馬尾神経の圧迫病変の有無を評価します。
方法としては腰椎から造影剤を脊髄空内に注入し、
X線で拡散の様子を透視撮影します。
下の写真のように行います。
写真のように侵襲を加えるので、
痛い場合があります。
痛いのは嫌だ!!
それでもこの検査でなければだめなの?
MRIではダメなの?
そうです。
MRIでは診れないところが診れるのです。
背臥位の状態では、神経が圧迫されていない場合があります。
これだと、はっきりとわかりません。
そこでミエロを行うと、
脊椎の前屈位、中間位、後屈位など…
姿勢を変えて比較が行えます。
これは大きなことです。
これを参考にして、椎弓切除の範囲を決めることもできるのです。
下のスライドをご覧ください。
ミエログラフィーではMRIでは分からない部分が分かるのです。
こんな検査です。
理学療法士としては、
病態・病巣と症状が一致するのか確認し、
臨床へ向かいましょう!
次回は神経ブロックについて書いていきますね。