生涯を楽しむための動き方

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身体の中は水分が多いから、柔らかくないといけない

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ゆらゆら

人間の身体のほとんどが水です。

目安ですが、成人では体重の60~70%が水分となっています。

(胎児は90%、新生児は85%、高齢者は50%)

 

思ったよりも水分は多くないですか?

 

身体の中は水分が多いということは、

身体はゆらゆらと柔らかくないといけません。

そう思いませんか?

 

逆に言ってみれば、身体が固い人は、

身体の水分の量が減っているのかもしれません。

 

身体の水分の量が減ると、

肌、目、口の感想、骨や関節の弱化

内臓機能の低下、脳の機能退化が見られたりすると言われています。

 

また、血液中の水分が減ると、

心筋梗塞脳梗塞へもひろがると言われています。

 

ところで、身体の水分はどこに多く存在するのでしょうか?

 

血液中に約8%、組織間に約20%、細胞に約70%以上貯蔵されています。

 

細胞というのは脂肪や筋肉のことです。

 

脂肪には10~20%

なんと、筋肉には75~80%もの水分を含むことができます。

 

だから筋肉は増やしましょう。

だけども、ただ増やすだけではダメです。

柔らかい筋肉を増やしましょう!!

 

筋肉の柔らかさ、身体の柔らかさを知るためには

一番初めの画像のように背臥位(仰向け)になり、

力を抜いた状態で、

ゆらゆらーとしてみましょう。

 

ゆらゆらーと感じられれば、

あなたは柔らかい筋肉をしています。

 

力が抜けないなとか、

ゆらゆらはしないとか、

動きがぎこちないと感じる方は、

筋肉が固くなっています。

ということは筋肉内の水分の量も少ないのです。

 

自分ではわかりにくい場合は、

背臥位(仰向け)になり、

足先を誰かに持ってもらい、

揺らしてもらいましょう!!

それで、足先から頭の方まで揺れるようならば、

水分を多く含んだ柔らかい理想の筋肉です。

 

最後に言っておきますが、

筋力が強い≠筋の質が良い

は違いますよ

 

筋は抜くときは抜けて、

発揮するときは発揮できることが最も良い筋です

 

理学療法現場でも筋力強化に偏り過ぎないように

心がけましょうね。

 

ゆらゆらーな筋を目指しましょう!!

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