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骨盤前傾・腰椎前彎は下肢のPOWERを生み出す

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今回は、前回の記事を続きです。(前回記事⇩)

kenkoupt.hatenadiary.jp

 二足直立歩行は直立(支持)していないといけません。

だけど、直立(支持)できて歩行できている方はあまりいないように思います。

なにかしら、前傾している方や円背の方が多い気がします。

 

では、直立(支持)するには、どうしたら良かったでしょうか?

上のスライドのように、

骨盤前傾・腰椎前彎を保てることが最重要

となります

 

そのために大腰筋と多裂筋を強化する

強化するだけではなく、

日常生活で使える筋肉にすることが大切であります

だから、生活の中で姿勢・動作に注意する必要があります

 

ところで、骨盤前傾・腰椎前彎が保てると、

本当に直立(支持)ができるようになるのでしょうか?

 

#18.pdf (tokai-sports.jp)

→骨盤後傾位での姿勢から起こる動作は重心が後方になりがちで不安定となりやすく,重力を利用した直立二足歩行が困難となる.

→骨盤後傾位の姿勢で骨盤前傾が不良となると,腰椎の可動性の低下や腸腰筋の機能不全,股関節の可動性の低下が起こる.
→骨盤後傾位に伴いケガの回数が多く,下肢に最も多く見られた.

※やはり、骨盤後傾位では、2足直立歩行はできていない。大腰筋の働きも不十分。

下肢の支持ができておらず、ケガも起きやすいようだ。

骨盤前傾位では大腰筋の働きが良くなり、2足直立歩行をしやすい‼

 

 

Microsoft Word - 1228.docx (waseda-sport.jp)

→意図的にとった姿勢においても前傾位ではパフォーマンスが低下しないことが示唆され、反対に意図的にとった姿勢でも後傾位の場合ではパフォーマンスが低
下する傾向がみられた。

 

※やはり、骨盤前傾位では直立(支持)歩行が可能であるため、パフォーマンスは保たれる。

 

これらのように、

私なりに臨床で思うことを、

研究で調べてみると、

根拠となりそうなものが出てきます。(エビデンスと言われると弱いかも)

ただ、私なりの臨床で思うことは、現実に多い現象なので、

それを調べてみた結果、”あーそうか”と納得すれば、

かなり強い根拠になるのではないかと思います。

 

こちらの下の写真をご覧ください。

陸上で有名なウサインボルト選手です。

やはり、走る姿は、骨盤前傾・腰椎前彎が保たれています。

多田、中盤までボルトをリード「アウェーというか、観客の声でびっくり ...

これは有名な話かもしれませんが、

ボルト選手の腸腰筋・大腰筋はすごく太いみたいです。(CT上)

 

大腰筋が最高に働ける姿勢は、骨盤前傾・腰椎前彎の状態です。

骨盤前傾・腰椎前彎は下肢POWERを生み出す‼

 

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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