姿勢保持筋を鍛える根本的な方法
今回は姿勢保持筋を鍛えるには?というお話をしていきたいと思います。
こちらも理学療法士でなくてもわかるようにしていきます。
立つために姿勢を保持するためには、
簡単にいうと背部側の筋を働かせ、直立に保つ必要があります。
その際、腹部側の筋肉は伸びています(張力を保っている)
これらの姿勢保持筋の筋の収縮の仕方(筋の長さは変わらない)を
等尺性収縮といいます。
では、この姿勢保持筋を鍛えるには、どうすればいいのでしょうか?
最近では色々な方法が報告されていたり、紹介されていますが、
なかなか気軽にどこでもできる運動が紹介されていない現状です。
みなさん、難しく考えないで下さい。
ただ、毎日一度は両腕を挙上させるだけで十分です。
けども意外の意外に生活では挙上させていません。
そうすると、肩甲帯周囲、背部の筋が使えなくなってしまいます。
要するに、姿勢保持筋の筋力低下です。
まずは毎日一度は両腕を挙上させることから始めていきましょう。
スライドのように両上肢挙上を行います。
その際に、腹部をしっかりと伸ばし、腕は天井に伸ばす意識で行って下さい。
これで、腹部はストレッチかかり、背部は筋収縮が入る(活性化する)のです。
もっというのならば、両上肢挙上させた状態で、
腹式呼吸を行って下さい。
吸う時は”すー”
吐く時は”ふー”
これで呼吸に重要な横隔膜をしっかりと使えるようになります。
かつ最後まで吐ききることで、より深層の腹横筋も活性化します。
もっともっというのならば、
横隔膜と腸腰筋(大腰筋)は連結していますので、
以前の記事で紹介させていただいた
大変、大変、重要な筋である腸腰筋まで活性化し、
収縮しやすくなるのです。
いいことづくしです。
継続は力なりです。
けど、両上肢挙上くらいなら、
いつでもどこでも、行えますよね。
頸部痛、腰部痛、肩関節周囲炎の予防にもなりますよ。
もちろん、ロコモ・フレイルの予防・改善にも効果がありますよ。
是非行ってみてください。