生涯を楽しむための動き方

理学療法士による臨床・生活・予防・介護・子育てに役立つ身体の動きに関する情報がここにある

片足立ちバランスは簡単ではない

さて、今回はなんだかんだ大事な機能である、バランスについてです。

 

現在、私はクリニックに勤めているのですが、

整形疾患でリハビリテーションの対象となった患者さんのほとんどが

バランスが悪いのです。

 

逆に言うのならば、

バランスが悪いから整形疾患になりやすいと言っても過言ではないくらい多いのです。

 

これは大人、高齢者だけの話ではありません。

ロコモ・フレイルだけの話でもありません。

子供もです。

 

で、そのバランスを向上させるのは、

簡単ではありません。

 

なぜなら、前回お伝えしたように、

様々な情報を頭頂葉で統合して行う機能だからです。

kenkoupt.hatenadiary.jp

 

そして、統合した結果がバランスに出てくるわけです。

 

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実際にはこれだけではないですが、

視覚や前庭感覚、そして足底感覚を頭頂葉で統合し、

バランス機能へ反映されます、

 

すべての情報がバランス機能へ良い情報を与えてくれれば、

バランス機能は良いのでしょうが、

1つでも悪い情報を与えたならば、

バランスは良くはなりません。

 

バランスを良くするには、

片足立ちを練習し、とにかく失敗も繰り返すことが大切です

 

頭頂葉のレベルで無意識的に行えるようになるまで練習します

とにかくやるしかありません

 

やっていない期間が長いとできなくなっています

 

やるかやらないか”です

ただ、それだけです

 

片足立ちは、

できれば、

膝を曲げて、大腿四頭筋で支えるのは避けたいです。

時には必要ですが、

この支え方を覚えると、骨盤・股関節の使い方が下手になってしまいます。

 

膝は伸ばして(四頭筋は力抜く)、

股関節に荷重・支持が乗るようにし、

大殿筋・中殿筋でささえることが大切です!

 

そうすると骨盤・股関節の使い方が上手になりますので、

これはおすすめですよ。

これは臨床での多くの経験していることなので、

信頼性は高いです!

 

骨盤前傾後傾、股関節屈曲・伸展思うようにできない方は、

膝か腰が痛くなりやすいです

 

膝と腰は不安定な関節ですので、

そこに負担をかけるべきではありません。

 

だから、片脚立位の際も、骨盤・股関節が使えるように支持することが大切ですよ。

 

くどいぐらい言いましたが、本日はここまでにします。

ご質問がありましたら、お気軽にして下さい。

 

 

バランス機能を高める最強アイテムです

当クリニックでも使用しています

 

 

この上で、このように片脚立ちをします。

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これができれば、

次は、

裏返しにし、丸い部分を下にし、

黒い平らな部分に乗り、片脚立ちをします

 

これができっるようになると、

全身に変化が現れてきますよ

 

急に痛みがとれたり、

身体が柔らかくなったり、

身体自体が軽く感じたり。

 

これ本当です。是非、一度行ってみる価値はありますよ!!

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