生涯を楽しむための動き方

理学療法士による臨床・生活・予防・介護・子育てに役立つ身体の動きに関する情報がここにある

新人理学療法士・実習生必見:自主トレーニングを教えるべきです

いつも阿武良のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今回は、”リハビリテーション以外の時間をどう過ごすかで改善度は変わるよ”

という話しをしていきたいと思います。

 

短い時間、お付き合い下さい。

 

改善度

我々、理学療法士によるリハビリテーション

患者さんへ提供する単位が決まっています。

 

1単位を20分として、最大で6単位(場合によっては最大9単位)まで

となっています。

 

入院だと基本的に3単位(60分)×2を行う場合が多いのではないでしょうか。

1日うちの2時間くらいはリハビリテーションが介入しています。

リハビリテーションは 療法士 対 患者さんのマンツーマンで実施しています。

 

他人時間

リハビリテーションの時間は、療法士がつきっきりで行いますので、

これをやりましょう!あれをやりましょう!

こうしましょう!こうなっていますよ!など

療法士からの要求が多くあります。

 

1日は24時間

リハビリテーションが介入する時間は2時間

下のスライドをご覧ください。

 

自分時間

こう表すと、少なくないですか?

24時間中の2時間

リハビリテーション介入していない時間は

22時間もあるわけです。

 

 

自分時間

この22時間は自分時間

なのです。

この22時間の自分時間をどう過ごすかが大事なわけです。

言ってみれば、

退院したら、

24時間が自分時間になるわけですから、

療法士があれやって、これやってと言わなくても、

行動できるようになっていないといけないわけです。

 

これって簡単に言っていますが、

むちゃくちゃ大事なことだと思いませんか?

 

この自分時間での動きが改善されていない患者さんって

再び骨折で帰ってきたりする方が多い事実があります。

自分時間

リハビリテーションを2時間行ったとしても、

残りの22時間はベッドで寝ていれば、

なかなか改善もしませんね。

改善しないどころか、後退することもあるくらいです。

かつ、退院してからは、

リハビリテーションの2時間もなくなるのですから、

寝てばかりになってしまう可能性もあります。

 

だから、

自分時間

リハビリテーションの2時間はもちろん大事ですけど、

残りの22時間をいかに過ごせばよいかを提供することが

もっと大事になるかと思います。

自分時間

自主トレーニングを提供する!!

 

では、どんなものをしたら、良いのか?

これについては、また後日書いていこうと思います。

 

本日の段階では、リハビリテーション以外の時間を大切にしよう!

という心は持っておいて下さいね。

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