生涯を楽しむための動き方

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小学生からフレイル‼日本の運動教育のここがあかん‼

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日本の運動教育

日本の運動教育について、

私が非常に共感した著書をご紹介します。

 

平尾剛先生の”身体修行論”という本です。

是非、読んでみて下さい。

 

あなたは運動は好きですか?

この問いに「好きです」と即答できる方はいいと思います。

ただ、即答できなかったり、

「好きではないです」とか、「嫌いです」と答える方も多数いると思います。

 

この後者は、小学校の頃に運動に関しての、いい思い出がなかったり、

苦手意識が形成されたり、そもそも運動をやってこなかったことが

影響しているのではないでしょうか?

 

この著書には日本の運動教育について記されています。

日本の運動教育は幼少期から記録にこだわることが多いです。

記録というのは、

50mを何秒かかったとか

走り幅跳びで何m飛べたとか

さらには

通知表で体育が5段階評価とか…

です

 

ここで自分の成績が悪いとします

運動を好きになりますか?

好きになるわけがありませんよね。

 

もちろん記録を測ることは大切です

もっと大事なことは記録がいい、悪いに限らず

もっと、こうすると速く走れるとか

たとえ、速く走れないとしても、

すごく手の振り方が上手だよとか、

脚がすごく挙がるようになってきたねとか、

走っている時の表情が素敵だねとか、

もっともっと、その人にとってプラスになることをしていかなければいけないと思います。

 

体育で救いあげていかないと、この先、ずっと運動嫌いで

運動はしない生活が続いていくんですよ。

いわゆる、若年からのフレイルの始まりだと私は思います。

 

だから、幼少期には身体を動かす楽しさを教えていかなければいけません。

なにも足が速いのがすべてではないし

高く飛ぶことがすべてではないし

成績が5がすべてではないし

 

スポーツ、武道とか、身体使うことはたくさんあるから

まずは身体を動かす楽しさを感じてもらえるように

体育をしてほしいなと思います!!

 

加えて、怪我をしないように

小学校のうちから、ストレッチ、筋力増強運動を指導して

習慣化できたら

今後の、この先の怪我は減ってくるのは確実だと思います。

 

だから数値的エビデンスにとらわれすぎないように、

個性を大事にして

運動の楽しさを感じてもらうように指導者は指導をしていくべきです

 

そうするとオリンピック選手となるような人口も増加してくる可能性もでてくるでしょう!!

 

是非、この著書をお手に、読んでみて下さい。

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理学療法士にとって大切な考え方を再考できます

やや肥満者のほうが死亡率は低い

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サルコペニア肥満

なに?

痩せなさい、痩せなさいというのは嘘なの?

 

これ中年では痩せたほうがいいのですが、(脳血管、心血管障害へ移行しやすい)

高齢者になると、

やや太っていたほうがいいということが分かっています。

 

低体重はサルコペニアの可能性高く、予後は悪いです

肥満者でも筋肉量が低く、サルコペニアの方は、予後が悪いです

最も予後が良いのは、やや肥満で、筋肉量は保たれている高齢者であります

BMI18.5以上25㎏/m2

 

確かに病院勤務の時、

痩せている患者さんは予備能力が低く、回復は遅く、

お亡くなりになる方が多かったと思います

 

逆に肥満の方のほうが、予備能力が高く、回復が早く、

無事に退院される方が多かったと思います

 

結局のところ、

入院するくらいの炎症や呼吸などの身体状態が悪くなった場合、

寝ていてもエネルギーを必要とします

 

痩せている方は身体にエネルギー自体がないので

点滴などで足すしかありません

 

肥満の方は自分の身体で、エネルギーを作ることができます

脂肪や筋肉を肝臓によって、糖へ変換させてエネルギーにします

だから、回復するのが早いと思われます

 

私見ですので、ご参考程度に。

いつも研究よりも臨床の方が先を行っています

臨床での疑問を常に持ち行動しましょう!!

毎日、卵10個の摂取をして‼

我々の細胞は全てがたんぱく質アミノ酸)からできています

その細胞は毎日、合成と分解を繰り返しています

 

なのでたんぱく質摂取不足により、合成が追い付かなくなると、

細胞は機能が不十分になったりします

 

筋の場合は筋委縮や筋の伸張性性低下、収縮不全などマイナスへ

骨の場合は骨粗鬆症や骨折などマイナスへ

内臓の場合は内臓の障害になりやすくなっていきます

 

高齢者では毎食良質なたんぱく質を25~30ℊ程度摂取しなければ

骨格筋で有効なたんぱく合成が一日を通して維持できない可能性があると言われています。

 

1日のたんぱく質摂取量の推奨例は成人男性で60ℊ、成人女性で50ℊです。

牛肉なら300ℊ、卵だけなら10個、魚の切り身だけなら3~4切れに相当します。

 

エビデンスレベルでは、こう言われているのが現状です。

 

私個人の意見ですが、

最近、年をとるにつれ、

脂っこいものが吸収できなくなるのを実感しています。

こんなにも摂取することができるのでしょうか?

 

これを考えると、合成が分解に追い付いていない方が多いのでしょう。

できる限り、良質なたんぱく質をとるように心がけて下さいね。

 

栄養は難しいですね。

聞けば聞くほど、何が正解かわかんなくなってしまう自分がいます

 

まんべんなく、偏りなくっていうのが正解ですかね。

これがフレイル、サルコペニア予防には有効でしょう。

3つ以上で該当でフレイル

次の項目のチェックをしてみて下さい。

 

□6か月間で2~3㎏の体重減少がありましたか?

□以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか?

□ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか?

□5分前の事が思い出せますか?

□(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがしますか?

 

3つ以上該当でフレイル、1~2つ該当でプレフレイル

 

これは簡易フレイル・インデックスというものです。

詳細はフレイル診療ガイド2018年版をご参照下さい。

 

ぜひ、このチェック項目に当てはまる方が身近にいるのならば、

早めにサルコペニアフレイル指導士がいるクリニック、病院を受診しましょう。

いない場合でも、リハビリを行えるクリニックを受診しましょう。

 

そして、フレイルかもしれませんと伝えて下さい。

身体機能と死亡率の関係をみてPTはどうする?

 

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身体機能と死亡の関係

 

こちらの文献をご紹介します。

この文献を読んでの私の理解でしかなく、一部分となりますので、

必ず、原著をご覧くださいね。

原著はこちらです。pabumedです。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20829298/

 

2019年に改訂されたサルコペニアの診断基準となる

握力、歩行速度、立ち上がり時間と死亡の関係を表した文献となります。

大変興味深いものです

 

この文献によると、

握力が低い群は、高い群よりも1.5倍死亡している

歩行速度が遅い群は、速い群よりも2.9倍死亡している

立ち上がり時間が遅い群は、速い群よりも2.0倍死亡している

との報告です

 

やはりと言ってしまいますが、

筋力があって

立てて

歩くの速ければ

長生きはできることがわかりました‼

 

想像通りですが、研究報告で見てみることが大事です

今回、明らかになり、すっきりしました

 

さて、理学療法士は、この結果をみて、

どうしましょう?

 

握力を鍛える?

速く歩く練習をする?

速く立ち上がる練習をする?

 

よくありがちなプログラムです。

ただ量だけを求めるプログラム。

これは理学療法士にしかできないのか?

 

本当に私たちが考えなければならないことは、

なんで握力で測定?

脚力にしても多分、同様の結果が得られるだろう…

研究で一番多いのは四頭筋の結果…けど四頭筋って弱ってる?

臨床であまり膝が伸ばせない人はいない

そしたら、どこの筋力が一番弱るんだろう…

腹筋?背筋?前脛骨筋?腸腰筋?中殿筋?大殿筋?下腿三頭筋?

加齢を考えると、人間はどうなっていく?

前かがみの姿勢になってく

てことは?

 

歩行速度にしても、

医師達や一般的には、

速く歩く習慣をつけましょうと言います

あまりよろしくない理学療法士は速く歩く練習をします

脚を前に大きく出してと言って…量ばかり

いやいや、違うでしょ!!

こんなん理学療法士じゃなくてもできる

理学療法士ならば、

なんで速く歩けないかを考えないといかん

原因を探らないと!

それに歩くときって、脚を前に出して歩いてますか?

自分で歩く模倣をしてみて下さい。

脚を大きく出して歩きますか?

歩幅って、前に大きく出すから、広くなるわけじゃないでしょ。

間違えてとらえすぎだよ。

てことは?

 

立ち上がりでも、

本当に速く立ち座りしている人が安全?

臨床では速く座ってしまう人のほうが転倒リスク高くありませんか?

むしろ、ゆっくりと安全確認をしてから座る人の方が

よくないですか?

てことは?

 

こんな語りかけをしてみました。

理学療法士という素晴らしい仕事なので、

理学療法士にしかできない

理学療法士だから考えられることを

やりましょうよ!!

 

健康寿命延伸を目標として、

若年のうちからコツコツと正しい運動習慣を!!