サルコペニア診断基準2019
(日本サルコペニア・フレイル学会)
これまでの診断基準は2014年版であった。
5年ごとの見直しのため改訂した。
新たな基準では、骨格筋量の測定ができないかかりつけ医や地域の医療現場での診断を可能にするため、簡便なアルゴリズムを作成したとのこと。
今回の記事では骨格筋量の測定装置がある医療現場でのサルコペニア診断のアルゴリズムをご紹介していく。
このアルゴリズムに沿って、サルコペニアと診断し、運動療法や栄養療法の介入を始める。
2014年版からの変更点は、男性の握力のカットオフ値を26㎏未満から28㎏未満へ引き上げた。
これはアジア人のエビデンスを基に変更された。
とにかく、これからの時代、診断がつく前のサルコぺニア、フレイル、ロコモなどの早期発見が重要視されてくる。
寿命はどんどん延命(90歳程度)しているが、
健康寿命との差は10年開いている現状である。
疾患がつく前から、適切な栄養介入、運動介入を基本としていくことで、
健康寿命の延伸を期待している。
まだまだ、地域の方の運動機能、身体機能の研究は未知のことであるので
今後のためにも現状を把握していく必要がある。
で、健康寿命に対する考え方はブログ内の阿武の考え方を読んでいただきたい。