生涯を楽しむための動き方

理学療法士による臨床・生活・予防・介護・子育てに役立つ身体の動きに関する情報がここにある

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

理学療法士の評価・教育で大切なこと

理学療法士の評価・教育で大切なこと よく臨床ではTUGが何秒でしたとか 10m歩行が何秒でしたとか だから日常生活が送れます だから転ばずに生活が送れます という理由付けをすることがあります たしかにカットオフ値としては、そうなのかもしれません 研究…

脳血管障害のサルコペニアの特徴

脳血管障害サルコペニアの特徴 つまり、脳血管障害になると 速筋比率が高まるため、 軽い力で素早い動きしか行いづらくなるということ‼ 力強く、ゆっくりと安定感のある動作ができなくなる。 だから、勢いで歩くことはできても 勢いで立つことはできても 勢…

小学生からフレイル‼日本の運動教育のここがあかん‼

日本の運動教育 日本の運動教育について、 私が非常に共感した著書をご紹介します。 平尾剛先生の”身体修行論”という本です。 是非、読んでみて下さい。 あなたは運動は好きですか? この問いに「好きです」と即答できる方はいいと思います。 ただ、即答でき…

やや肥満者のほうが死亡率は低い

サルコペニア肥満 なに? 痩せなさい、痩せなさいというのは嘘なの? これ中年では痩せたほうがいいのですが、(脳血管、心血管障害へ移行しやすい) 高齢者になると、 やや太っていたほうがいいということが分かっています。 低体重はサルコペニアの可能性…

毎日、卵10個の摂取をして‼

我々の細胞は全てがたんぱく質(アミノ酸)からできています その細胞は毎日、合成と分解を繰り返しています なのでたんぱく質摂取不足により、合成が追い付かなくなると、 細胞は機能が不十分になったりします 筋の場合は筋委縮や筋の伸張性性低下、収縮不…

3つ以上で該当でフレイル

次の項目のチェックをしてみて下さい。 □6か月間で2~3㎏の体重減少がありましたか? □以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか? □ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか? □5分前の事が思い出せますか? □(ここ2週間)わけもなく疲れた…

身体機能と死亡率の関係をみてPTはどうする?

身体機能と死亡の関係 こちらの文献をご紹介します。 この文献を読んでの私の理解でしかなく、一部分となりますので、 必ず、原著をご覧くださいね。 原著はこちらです。pabumedです。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20829298/ 2019年に改訂されたサルコペ…

フレイル健診の効果は?

フレイル健診開始 これまで、 ロコモティブシンドローム サルコペニア フレイル についてお伝えしてきましたが、 ついに厚生労働省が動き出しました すでに始まっていますが、 2020年4月から、 75歳以上の健康診断にフレイルチェック項目を追加されました 上…

これからのリハで大事なこと。

これまでのクリニックの対象患者は、 疼痛、しびれ、転倒、骨折、交通事故、労働災害が大半を占めています。 前回の記事でお伝えしたように、 健康寿命を延伸させるという観点から考えると、 起きてからクリニックを受診するのは遅いと言えます。 現にクリニ…

サルコペニア-ロコモ-フレイルの関係

フレイル④ 似たような概念で、 わかりづらいと思いますが、 図に表すと、こんな感じです ロコモ、サルコペニアは筋骨格系の運動器障害 運動器障害は移動に制限が出ます 転倒につながります 痛みがでてきます そんなこんなで 移動範囲が狭小化してしまいます …

健康寿命を延伸させよう

フレイル③ みなさんをご存じかと思いますが、 加齢に伴う身体機能の変化を表した図です 健康(ロバスト)→フレイル(虚弱)→要支援・介護 このように加齢していきます しかし、 最近の研究では、 健康(ロバスト)⇔フレイル(虚弱)⇔要支援・介護 のように、…

これがフレイル!!

最近、なんだかなぁ。 フレイル…フレイルと言いますが、 フレイルってなんやねん?? ということで、 分かりやすいスライドをご紹介します。 フレイル① このスライドにあるように 加齢とともに、 身体組成の変化:筋肉量の減少、脂肪量の増加、骨密度の低下 …

予防じゃないよ‼教育だよ‼

これからの理学療法士の見せ所は、 医学的知識を用いた予防の分野だと思います。 だけど、私としては予防という言葉はあまり好きではありません。 人は生まれ、欲により、自然と動きを獲得していきます。 その中で、誰一人と言って、理論づいて動きを獲得し…

2040年に高齢化率37%!!理学療法士は超大事!!

日本の高齢化率の推移 これは日本の高齢化率の推移です 現状で30%で、3~4人に1人は65歳以上となっています。 20年後は37%で、2~3人に1人は65歳以上となってくる予想です。 これを見て、どう思います? 様々な意見があると思いますが、 長年、病院で勤務…

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