答えられる?なぜ持久力は改善したの?
前回まで持久力について3記事を書いてきました。
まだ読んでいない方は一読下さい。
今回はなぜ持久力が改善したのか?
を書いていきます。
まず1つ目が心機能の適応です。
持久力トレーニングを継続したことにより、
最大酸素摂取量が増大するからです。
3か月継続で15%、1年間継続で30%増大すると言われています。
なかなか厳しいですよね。
生活力である持久力をつけるには継続しないとつかないのが明確です‼
継続できてようやく心臓が適応してくるのです。
要因は、
・筋内のミトコンドリア量が増える
・心拍出量が増大し、安静時の心筋伸張が促される
・心筋の毛細血管増生が生じる
・動静脈酸素較差で運動筋の酸素利用効率が高まる
これらが関係し、心臓は適応してきます
こうなると、真の底からの持久力がUPしたと言えるのです。
次に、呼吸機能の適応です。
全身トレーニングでは、
1回換気量が増大するような深い呼吸ができるようになり、有効細胞換気量がupします
呼吸筋の持久力トレーニングでは、
肺活量は増大しないが、最大換気量(MVV)は14%増加します
すると、呼吸機能が適応してきます
これも継続は力なりですよ
とにかく歩行可能レベルで、
退院が近づいている患者さんには、
かならず持久力へアプローチしましょう
また、患者さんでなくて、普通に生活している方は
家にこもっていないで、散歩をしっかりと行うことは非常に大切になりますよ