ロコモ・フレイルを改善すべき
新型コロナウイルスの感染拡大により、
高齢者のみならず、若者、子供までも外出自粛がちになっている
買い物やデイサービスなどを控える方
外食、余暇活動などを控える方
外で遊ぶこと、友達と遊ぶことなどを控える方…
明らかに暮らしの中の人々が減っている
何を楽しみにして、過ごせばいいのかと思うこともある
終わりが見えないコロナウイルス
一番恐れているのが、冬に近づくとインフルエンザと混じり合ってくること
今後も自粛が続く…
そんな中、今
動かないことで、廃用症候群が増えている
街のリハビリクリニックにはこんな方が急増している
動かなくなったから、足腰が弱っちゃって
動かなくなったから、色んな所に痛みがでてきた
動かなくなって、急に動いてみたら、痛みがでてきた
などなど
動かなくなったから…が原因です
いわゆる日本整形外科学会でいう
骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、
「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいう
日本老年医学会、日本サルコペニアフレイル学会でいう
フレイル:
加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が 低下した状態
これです
衰えを感じたら、一度、リハビリクリニックを受診しましょう
別に高齢者とは限りません
運動器不安定症という診断名でリハビリをします
まずは評価をしてみないと始まりません
この第一歩目が早いか、遅いかが重要ですよ
遅くなればなるほど、痛みは出るやすいし、衰えやすい
運動器不安定症の定義:
高齢化にともなって運動機能低下をきたす運動器疾患により、バランス能力 および移動歩行能力の低下が生じ、閉じこもり、転倒リスクが高まった状態診断基準:下記の、高齢化にともなって運動機能低下をきたす11の運動器疾患または状態の既往があるか、または罹患している者で、日常生活自立度ならびに運動機能が以下の機能評価基準に該当する者
機能評価基準:
1 日常生活自立度判定基準ランクJまたはAに相当
2 運動機能:1)または2)
1)開眼片脚起立時:15秒未満
2)3m timed up-and-go(TUG)テスト:11秒以上
高齢化にともなって運動機能低下をきたす11の運動器疾患または状態:
- ①脊椎圧迫骨折および各種脊柱変型(亀背、高度腰椎後弯・側弯など)
- ②下肢の骨折(大腿骨頸部骨折など)
- ③骨粗鬆症
- ④変形性関節症(股関節、膝関節など)
- ⑤腰部脊柱管狭窄症
- ⑥脊髄障害(頚部脊髄症、 脊髄損傷など)
- ⑦神経・筋疾患
- ⑧関節リウマチおよび各種関節炎
- ⑨下肢切断後
- ⑩長期臥床後の運動器廃用
- ⑪高頻度転倒者
注:日常生活自立度ランク
J:生活自立 独力で外出できる
A:準寝たきり 介助なしには外出できない
結構、片脚立ち15秒できない方は多いです
バランス能力はやってないと格段に落ちていきます
生活は安定に、安定にを心がけていますから、
危険な道を通らないことが原因だと思います
安定に過ごすから、バランスを崩すことはない
だから、どんどんとバランス能力は低下していきます
転倒してから、ようやく気付く方が多いです
でも、これじゃ、遅いですよ
転倒したら骨折する方は多い現状です
早め早めから、まずは自分のバランス能力を知る
その上で、低下している方は、
バランス練習をする!!
ここで理学療法士が関わることで、
どんどんバランス能力は向上していきますよ
別に痛みがなくてもいいです
なんだか衰えたなというレベルで、街のクリニックを受診しましょう
理学療法士は身体の解剖・運動・生理を知った
プロフェッショナルです
適切な運動指導を受けましょう!!
その中でも、できれば、
サルコペニア・フレイル指導士
がいるクリニックをお勧めします
この中の指導士名簿でご検索下さい
コロナで身体を動かさなくなったが、
原因とならないように
自宅でもできることはしっかりとやっていきましょう!!
サルコペニア・フレイル指導士のバイブルです |